福島市民の苦悩を聞いてください
2012年 10月 27日
教育修道会が、ここ福島市に種を撒いたのは今から80年前のことでした。
マルグリット・ブールジョワの理念のもとに学校設立。(幼稚園・小学校・中学校・高等学校・短期大学)
その80周年記念ミサに、カナダからとアメリカから4名のsisuta-がおいでになられ、コングレガシオンの修道会に所属のアソシエート10名と分かち合いの会をCNDが設営してくださいました。10名のそれぞれの立場から声を振り絞って涙ながらの叫びを長い間真剣に聞いていただきました。
それに対して、お言葉をいただきました。
●生々しい体験のお話を聞いて、胸つぶれる思いでした。言葉もありません。アメリカで9・11やその他の困難な出来事を体験しましたがこれほどの悲惨な出来事は初めてです。
これからの長い放射線との戦いに、心を一つにして希望の祈りを共有し、
全世界に話を広め、忘れることのないように声をご一緒に声を上げていいきましょう。
●苦しい状況を分かち合い、子供、友人、家族への皆さんの思いやりに心を打たれました。
マルグリットがなされた事と同じように、閉じこもるのではなく、出かけ行動に移されておられる皆さんの様子を知り、希望を見失うことなく応援したいと思いました。
●三重の苦しみにあわれた被災者のかたへかける言葉が見つかりません。
苦しみがよく伝わってまいりました。詳しいみなさまの心の内を聞かせていただき、これは多くの人と分かち合わなければならないと、全会員とわかりあいます。
総長さまは、昨年5月にも、カナダから飛んできてくださり、励ましを受けました。
再度の日本訪問に、現場(津波でやられた)を視察なされ、苦しみは落ち着かれているのではと思ってきましたがいまだに一部はそのままであることに驚きの声をあげられておりました。復興の遅さを一緒に嘆いてくださいました。
終りに 新たな祝福を願う祈りを全員で唱えました。
長い分かち合いの後は、心づくしの食事をいただき、勇気と元気をたくさんいただいて参りました。
東京新聞から
by tonkoid
| 2012-10-27 19:25
| 3,11のその後