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ふくしまからの発信


by tonkoid
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新しい年を迎えての宮代訪問

宮代仮設住宅で新年のお祝いの集いをしてきました。
集会場には、慣れ親しんだ顔見知りの方がたが三々五々集まってくださり
関東のボランテイアの方がたがは、お節を作って持ってきてくださいました。

ふれあいお茶の会の一服のお抹茶で、会話も弾み
カリタスジャパン・松原・田園調布・鎌倉雪の下の教会の方々の手料理に
お正月らしい笑みが集会場いっぱいあふれ、
男性のボケグループが作ってくださった豚汁もおいしく皆さんお代わり、また参加できなかった方へは
お鍋を持ってきていただき、大きなお鍋が見事に空になり、作った方も喜んでおられました。

その後にお正月の遊び カルタ取りや福笑いなど、最後には全員でコーラス
みな一つになっての楽しい時間でした。

最後になって浪江の方が心の苦しみを吐き出され
いま 生まれ育ったいとしい故郷引き上げか、 除染か、
と大きな決断の時に来て悩み苦しんでおられました。

傾聴ボランティアでの参加でしたが、放射能まみれの福島に、このまま住んでいいのかで悩んでいる私が
関東の方々に福島市の状況を聞いていただき、傾聴されての一日でした。
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帰宅後
ボランティアと称して、たんなる自分の楽しみではないかとの自問に駆られました。
(ご馳走になってしまって、放射能の危険不安に憂鬱になっている私は被災民だからいいのかな?)
関東方面からいらっしゃった方も、何の労働もなく、ワイワイ騒ぎ、楽しい奉仕なんて
おかしいと感じた方もおられたので。
また 当事者の浪江の方、暗い顔をしていたら失礼だから、無理して気持ちを抑えてた。

あまり危険を感じていない関東方面の方々に、フクシマ県民の苦しみを知ってもらおうと、
顔赤くして、力んでしまった私はもっと感謝せねばいけなかったのでしょう。
by tonkoid | 2012-01-07 07:57 | ボランティア