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ふくしまからの発信


by tonkoid
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私には なにが出来るだろうか

 シンガーソングライター MOMOSEさんの3月14日のブログにたどりつき感動しました。リンクではなく ここに記載させていただきます。

都内近郊に住む友人たちは避難の準備をはじめている。
そんな危険にさらされている状況下、
友人からのこんなメッセージが届いた。

”私が使う電気のために福島の人たちが危険にさらされてる。

 そんなとき、逃げらんないよ”

子どもいる人、子どもには罪ないから逃げてください””

自分のことよりも人を思う気持ちの深さ。

 彼女の心意気と相変わらずお人好しな性格に涙がでた。

今、私が住むこのNYにはたくさんの日本人が住んでいる。

それぞれ、日本にいる家族、親類、友人、被災した状況の安否を気遣い、

日々画面に釘付けになりながらも、

何か自分にできることはないかと模索している。

募金も始まり、それぞれの職業、役割を生かした運動や呼びかけ。

祖国を思う気持ちが動かす力となり

 必ず大きなエネルギーになって日本の未来へ繋がるはず。

だけど、それだけではまだまだ全然足らないのだと気がついた。

お人好しの友人の言葉でもっと大事なことに気がついた。

 シェアすること。

 遠慮すること。

 感情を抑えること。

 思いやること。

 我欲をすてること。

 伝えること。

 投げださないこと。

そして、我が子に恥じぬよう、

美しい日本を取り戻す為の努力を惜しまないこと。

日本人一人一人が”愛を”持って横と繋がろう

 全てはまたここから始まるのだと私は思う。

届け、言霊。 

   届け、音霊。


3月16日には私にはなにが出来るだろうかに答えをいただきました。

 生後4ヶ月の赤ちゃんが瓦礫の中から救出された。

絶望の中から未来への光がみえる。

人は、必ず誰かの手を借りて生まれてくる。

だから、

人は、そんな誰かの為に恩返しができるよう

使命というものが課せられているのではないだろうか。

 使命と言う字は”命を使う”と書く。

なぜこんな単純なことに気がつかなかったのだろう。

命あるものはそれぞれに与えられた役割をまっとうする。

 自分だけの為ではなく、愛するもの全ての為に。

何を迷っていたのだろう。

どこに住んでいようと、どんな状況にいようとも、

 皆の心にあるのは、ただ”助けたい”と思う気持ちが根底にあるだけなのに。

なのに、なぜなんだろう。

不謹慎なのか、そうでないかのボーダーは

 その人のもってるモラルの器によって領域が違う。

それを正そうとか、それが間違っているとか、

今、必要であるものが英雄になり、そうでないものが批判され、

心配という言葉をかけることでさえタブーではないのかと錯覚さえさせる。

そんなことを多くの者同士で論じることなど必要があるのだろうか。

 格差も遠近も温度差もへったくれもない。


お金がたくさんある人はお金を正しく使えばいい。

言葉がたくさんあふれてくる人は言葉を心で伝えればいい。

音を奏でることができるなら声を音にのせて届ければいい。

絵をかくことができるなら新しい未来の想像図を描けばいい。

子供の寝顔をみてほっとする者はその子の未来を強く願えばいいい。

毎日を滞りなく過ごす者は微笑みをたやさないように工夫すればいい。


震災は命あったものにとって

 心の震災という形で皆平等に課せられた課題なんだろう

考えて、

躊躇して、

正解なのか

間違いなのか、

分かろうとして、

分かってもらえなくて

だけど。


      必ず自分にしかできないことがある。

MOMOSEさんありがとう

by tonkoid | 2011-04-14 19:50 | 3月11日大震災